ペンケースにしようと裁断したものの、サイズを間違えてしまったので、マット(?)に作り変えました。
16㎝×25㎝の中途半端なサイズ。
鍋敷きとして使おうかな、と思います。
辻村深月さんの「盲目的な恋と友情」という小説を読みました。
ヒグチユウコさんの装画、鈴木久美さんの装丁が不穏できれいでかわいくて、手に取らずにいられない本です。
端的に説明すると前半は美男美女の恋愛が破綻していく様、後半は美女の女友達の複雑な感情、という内容でしょうか。
辻村さんの作品は人間関係の序列(スクールカースト)のようなものが根底にあり、ルックスが良い人が最上位に位置するようです。
この作品も、カースト最上位のルックスも性格も育ちも文句なしの最上位の男女と、学生時代や幼少期に見た目のせいで傷つくことの多かったコンプレックスの塊、みたいな低層の女の子、キャピキャピ系の上の方に位置する気の好い女の子、などが登場します。
名前も蘭花ちゃん、星近君、瑠利絵ちゃん、など「私とは年代が違うな」という感じ。
星近君が二股(しかも相手は師匠の奥さん)をかけていたことがすべての原因なのだけど、終盤に向けての不穏さはさすが辻村さん、一気に読まずにはいられませんでした。
私の中でのキャスティングは
星近君 → 今より少し若い頃の岡田将生さん
三波ちゃん → 若い頃の若槻千夏さん
菜々子さん → 松嶋菜々子さん
です。勝手にキャスティングして小説を読むと、より一層楽しめます。